さんぞく放浪記

さんぞく放浪記

旅行好きが好き勝手するブログです。

そばとうどん、時々飛行機 後編

 

前編はこちらになります。

 

今回は長めなので気長に読んでください。

sanzoku-man.hatenablog.com

 

今回は出雲市から高松を目指します。

 

 

Superなやくもに逢いに行く

おはようございます。前日に比べて遅めにスタート。

ひとまず米子を目指すのでやくもに乗ります。

それにしても朝から緑色のやくもに乗れて幸先いいですね。ただ、乗ってしまえば色なんてどれも同じですが。。。

この列車に乗って先日スーパーまつかぜで辿った道を戻ります。

出雲市を出て最初の停車駅、宍道には木次方面へ向かうキハ120が待機。木次線は常に廃線の噂が絶えない路線ですから、いつかは芸備線と合わせて乗りに行きたいです。

安来で出雲市へ向かうサンライズ出雲と離合。サンライズには乗ったことがあるのですが、ノビノビしか乗ったことがないのでいい加減個室に乗りたいですな。

山陰本線伯備線が別れる伯耆大山伯耆大山で下車し、突然のお散歩。緑色のやくもとお別れです。

スーツケース持ちながら適当にトコトコ歩き日野川の土手に到着。なんか土手ばっかりいってますね。

ここで狙うはスーパーやくも色を纏った381系です。

やくも5号

図鑑とビデオで何回も見たことのある奇抜な色のやくもをようやく見ることができました。どうやら4月にはこの色は引退してしまうらしいので慌てて撮りに。個人的には緑色のやくもと編成がごちゃ混ぜになっているイメージがあります。

肝心な大山に雲がかかり残念。手前にかかるよりかはマシか

キロ47 あめつち

ちなみに、Sやくも色が通過する前に観光列車「あめつち」と大山をやってみましたが当然、逆行で...

撮るよりも乗らせろ

そのまま歩いていたらバスに行かれたりとタイミングが合わなかったので伯耆大山のお隣の駅、東山公園から電車で米子まで戻りました。

やくもの主戦場、伯備線

ではでは、米子から再びやくもの旅を。

その前に先ほどできなかったので軽く車内観察。

やくも用の381系はJR東日本185系と同世代ですがリニューアルが施され古臭さはあまりないように見えます。座席だって簡易ではないリクライニングですし。「ゆったりやくも」の名に恥じない居住空間。あっちはリニューアルしてもゆっくりしずらい...

ぱっと見どこでもありそうな特急の車内ですが、リニューアルしてもなお、ごまかせない381系の特徴は車内のいたるところで見られます。

たとえば、私が取った座席は車両中心に近いのも関わらず、一人掛けシートです。これは381系が高速でカーブを抜ける車体傾斜を存分に発揮するために通常は屋根についている空調を低重心を狙って床下に置いたためにできたしまった空調用のダクトが起因しています。

また、トイレに行くと怪しげな紙袋が常備されています。思いっきり書かれているようにゲロ袋エチケット袋になります。これもまたこの車両の車体傾斜が関係しています。現代の振り子制御はデータに基づいてカーブに入る前に予め車体を傾ける「制御式自然振り子制御」を用いていますが、381系はカーブに入った時の遠心力で車体を傾ける「自然振り子制御」となっています。この「自然振り子制御」はヌメ~とした挙動で車体を傾けることがあり人によっては、乗り物酔いを超え船酔いを誘発するみたいです。これは381系最大の特徴であり、最大の問題です。

そんな快適なのか不快なのかよくわからない381系やくもは伯耆大山から山陰本線を離れ、伯備線へ。

伯備線に入ると進行方向左側には雪を被った大山がどっしりと構えています。Sやくも撮った時もこれくらい抜けろよ

高さは1709m。伯耆富士と言われるほどですから台形の山体がとても美しいですね。

有名撮影地がある根雨伯備線は単線ゆえ行き違いのために停車することがあります。この先の有名撮影地「ネウクロ」にカーブに柵が付くとかなんとか。381の寿命的に色々手遅れでは...

この辺から車窓に先の線路が見えるほどカーブがきつくなりはじめました。381系の本領発揮といえる区間へ入ってゆきます。

分岐している線路はは見えませんが備中神代からは芸備線が出ています。しかし、後述する新見が列車としての起点ですので接続駅の感じは薄め。

伯備線の中心的なターミナル、新見。ここから姫新線と先ほどの備中神代から分岐する芸備線がでています。お手元に時刻表あるなら見てほしいのですが、ここで米子方面と岡山方面で系統分離がなされています。やくものように伯備線を走破するのは朝の一本だけ?

伯備線には石灰を扱う工場が立ち並び、時折白い山肌や敷地を眺めることができます。今でこそ廃止されましたが、姫路方面へと石灰専用列車が仕立てられSLの最大勢力D51が3重連で先頭に立っていました。

見どころは石灰だけでなく山がちの路線ですので「絹掛の滝」という滝まで見ることができました。なーんか水量が少ないような...
遠くから見たので少なそうに見えたのでしょう。うん。。。

山がちな景色も一変、開けたと思ったら伯備線の旅も終わり。倉敷です。ここから山陽本線に乗り入れ岡山であとわずか。

岡山には定刻通り。船酔いもとい乗り物酔いは一切ありませんでした。コンセントないこと以外は大きなマイナスポイントはありませんでした。(個人的感想)

伯備線の感想としては山陰連絡に特化した路線で、山中をぐねぐね曲がりながら突き進む雰囲気は秋田新幹線を思い出させる感じです。ただ、150キロにも満たない路線にも関わらず姫新線芸備線吉備線など接続している路線が多いと感じました。

さて、乗り換えてうどんの国、香川へ。

快速列車、海を渡る

なんか乗れそうだったので2分で乗り換えを済ませ、瀬戸大橋線マリンライナー43号で岡山を離れます。

列車は岡山から南に進み、茶屋町を過ぎてこれまで走ってきた宇野線とお別れ。瀬戸大橋線宇野線茶屋町~宇多津の本四備讃線が合わさった愛称で、元々四国に行くためのメインルートは離れていった宇野線の方で、この先の宇野から高松へ宇高連絡船が出ていました。

宇野線を離れると大島児島へ。分かりづらいですが児島はジーンズの街でエレベーターにはジーンズのラッピングが施されています。

児島を出ると、JR四国管内へ足を踏み入れいよいよ本州から離れます。

短めのトンネルを出るとそこはもう海の上、瀬戸大橋突入です。

眼下には海が広がり、船が数珠つなぎで航行。停車駅はありませんが小さな島に瀬戸大橋の支柱があるため島を通って四国へ向かう姿は渡り鳥のようです。車窓に島の街並みが映るのは新鮮。

本州から3島に向かう際、津軽海峡関門海峡も列車はトンネルを通り海を渡るのでこうして上から海を渡るのはここだけでしょうか。

坂出のコンビナートが見えてくるとついに四国上陸*1。と同時に線路は東に向かい、高速道路のジャンクションのような構造をしているデルタ線を経て坂出に。

岡山を出て53分で高松に到着。マリンライナー早いっすね。

高松に着いたら何をするか?うどん!!

さっさと荷物をホテルにぶん投げてうどん屋探しです。ちなみに、夜に空いてるうどん屋は思ったほど多くありません。大抵は朝から昼でした。

そういうわけで初日のうどんはチェーン店系の「めりけんや」。

スタイルは丸亀とかはなまるみたいな感じでした。気になる人は東京にもお店があるので是非。

夜の高松の街を徘徊した後は休みたかったのでホテルに戻りました。

四国のインターアーバン ことでん

おはようございます。なんやかんや帰る日になりました。

始まりはやはりうどん。モーニングうどんです。

駅前の「手打ちうどん 味庄」というお店でいただきました。つゆは自分でかけるスタイル。麺は手切のもちもち寄りでした。

朝からやっているお店なのでどこかへ出発する前にはいいかもしれません。

この日はことでんで、通称「こんぴんらさん」金刀比羅宮を目指します。

その前に車両観察を。

まず最初に来たのは元京急700形の1200形。後ろには元京王の5000系を携えています。前者は京急で初めての4扉車として普通運用に特化したものの、性能と編成特性に悩まされて追い出された車両です。追い出された理由はどうも琴電に合致し、主力として「四国初の4扉車」という名誉をぶら下げ元気に走っています。後者は地方私鉄ではお馴染みの京王5000系です。台車は京急1000のものに振替えています。すでに車齢50年越えのベテランですが、行先表示器がフルカラーになってるものもいるとか...?

お次は琴平線の顔とも言える1080形。京急の顔、初代1000形ですが初期ロットに当たる車両のため64~65年前の電車となります。すでに本家ではコイツを追いやった京急1500形の一部が解体屋送りになっているので生命力が恐ろしいです。

こちらは長尾線用の1300形。1080形と同じ元京急1000形ですが、ロットが比較的新しく(1974~1978)台車などが異なるため別形式になります。簡単にいうと2代目京急1000のアルミ車とステンレス車の関係みたいなものでしょうか。ちなみにこの系列が琴電最新だそうです。気が狂う!

古参である1070形に遭遇。元京急600形という特急形でしたが低性能が祟り、京急を追い出された上で様々な改造が施され御年67歳。日本最古のカルダン駆動車として長寿命を誇り、都営10-300 4回分の車齢です。置き換えの中心にいた1000形が置き換えられて、同じことでんに来ているレベルで古いので再来年度導入される新車に置き換えられることでしょう。というかラッシュくらいしか動かないし…

続けてやってきたのは珍車、600形です。元々名古屋市営地下鉄で走ってきた車両を無理くり改造(先頭車化改造・第三軌条から架空集電に変更した上で600V⇒1500Vに対応・拾ってきたクーラーで冷房化・琴電のホームに合わせて台車の嵩上げと志度線の車両以外にステップ装着など)して走らせています。16mない小型車ですが、ことでん全線に仲間がいます。ただ、黄色を纏う琴平線仕様はラッシュ以外は走らないことと、小型であることを理由に新車に置き換えられてしまうかもしれません。

と、まぁ…古くてキャラの濃い車両ばかりで胸焼けしそうな朝ですが、撮影地から琴平線の始点である高松築港からお世話になります。

その前に、これから乗ることでんについて少し紹介。

ことでん、正式名称は高松琴平電気鉄道琴平線長尾線志度線の3つの路線とバス路線などを持つ高松のボス的存在で、地方私鉄としては珍しい1435mmの標準軌を採用しています。高松を牛耳る力を持っていることでんですが、後述する瓦町開発の要であった「コトデンそごう」の開発がバブルを逃し、1997年になんとか開業するものの、そごう自体2000年に吹き飛ぶという大惨事。1年後に「コトデンそごう」も閉店し莫大な借金が降ってきた琴電自体も巻き込まれる形で吹き飛びました。高松近郊のインフラを握る琴電でしたが、救い手のなく「電車は要るが『琴電』は要らない」という痛烈な批判的が浴びさせられたようです。というのも車両は古く、接客態度が最悪だったことがこのような批判につながったと...

このあと経営陣の総とっかえで再生。ひらがな表記の「ことでん」とし、Suica誕生から4年で交通系ICカードに目をつけ、商店街などで利用可能なIruCa投入したりと旧琴電のイメージ払拭へ奔走しています。長年問題となり、現在も解決していない車両の老朽化問題には2025年度に投入される新車で解決しそうです。

高架化や新車投入が予定されイケイケドンドンなことでんですが、最近、踏切が誤作動したり、線路状態を見ているとあまりお金がないのだな...と...

話を戻し、高松築港から琴平線の終点である電鉄琴平を目指します。

高松築港から出る電車の数が地方私鉄としては破格で朝は一時間に9本、日中でも6本以上を維持するという凄まじさ。
ですから、長尾線が分岐する瓦町や一宮までは時間を気にせず電車に乗れます。

だから先程バカスカ電車を撮っていた訳です。

高松築港は駅...なんですが、何とお濠にホームがあって石垣も目の前です。なんか鯛みたいの泳いでたなぁ
ホームで釣りやったら怒られるんかな

どうやら海から海水を引いているみたいですね。この裏は海ですし。

高松城または玉藻城は海水を引いた海城としては有名かつ最初で最大みたいですね。普通、お濠の水は川から引いて鯉が泳いでいるイメージがあります。

お濠のホームから琴平まで黄色カラーを纏った元京急1000形の1080形に案内をしてもらいます。

高松築港を出ると道路をわたり片原町へ。ここはアーケードをぶち抜いて駅に到着します。郵便局にお土産送りに行った際に少しだけ歩きましたが、このエリアは高松駅周辺よりも栄えています。さすが繫華街。

続けて琴電のターミナル、瓦町。先述したように元そごうの商業施設が上にあるので地下駅のような風貌。ここで長尾線志度線は乗り換え。

高架を抜けると琴平線の工場がある仏生山に。こことお隣の一宮までは多数の列車が設定されています。

岡本から直線が多くなりますが、あまり路盤が良くないのかよく揺れます。ことでんというとケツが浮くほどの「揺れ」も名物みたいですね。ご意見書にも危ないと書かれる始末(ことでん側は問題なしと回答)。個人的にはそこまでひどくは感じませんでした。一応、台車直下でしたが、連結面側でなかったことも関係しそうです。今回の旅行は揺れる列車ばっかりだな...

派手に揺られ続けると土讃線の線路が近づいてきて終点へと滑り込みます。

琴電琴平着。ここから身軽になるためにJRの琴平に歩いていきます。

金刀比羅宮RTA

琴電琴平から一旦、JRの琴平に行きコインロッカーにあらゆる荷物を放り込みます。

さあさあ、ここからは体力勝負。こんぴらさんへ挑みます。

普通に登っても面白くないと思うので本気で挑んだら所要時間はどれくらいなのかな~と思い、できるだけ早く登ってみます。

公式発表だと片道40分だそうで。ですが、それはあくまでゆっくりと登った場合の時間です。上には上があるのでね。

こんぴらさんにはどうもマラソンがあり、あちらは御宮往復だそうです。記録は12~13分と人間離れしています。この記録を打ち破れるなら人外的存在になりそうですね。

ただ、マラソンレギュだと危険そうなのでレギュレーションは独自に決めました。

・表参道に入ったらスタート
・ゴールは御宮
・慣れない道なので走らない
・写真を撮りながら上る(観光とタイムスタンプを兼ねて)
シャトル使用禁止
・デスルーラ禁止

以上のことを守っていきます。

なお、タイムは写真のタイムスタンプを参考にしています。

 

はーい よーいスタート

 

10:44

表参道からスタート

奥に控える785段にも及ぶ石段との戦い

10:47

土産屋が立ち並ぶエリア。いろんなお店で手荷物を預かってくれるみたいですが、多分手ぶらでは帰れません。

この辺で100段通過。

10:49

鳥居をくぐり、ここから階段の角度が本格的につらくなってきます。

10:52

大門通過。光圀公の兄に寄贈された総門から先は「神域」とされています。

10:53

石畳がきれいな桜馬場。両手の樹は桜だそうで、お花見の名所みたいです。流石に春の始まりには咲いていませんが。

11:01

最後の階段群を駆け抜け...

11:02

御本宮到着。785段の石段を登り切り、記録は18分でした。写真とか気にしなかったらもっと早かったかも。

あまりいいとは言えない天気ではありませんが、展望台から望む琴平の街並みは綺麗なもので。左側には讃岐富士の名称を持つ飯野山も見えます。台形の山はなんでも富士山を名乗れる??図らずもこの旅では3つの「富士」*2を見ることができました。

伊豆半島からの``使者``

金刀比羅宮を高速で降りて琴平から高松空港行のリムジンバスに乗れそうな時間でしたが、見送り。再びうどん屋を探します。今回の旅のメインですからね。

いっぱい運動しましたから楽しみ。

昼時なのにすいてるな~とテンションが上がるものの臨時休業...

おぉん…

仕方ないので泣く泣く琴平を後にします。

琴平から121系もとい7200系で高松方面へと。この電車も琴電と戦えるほどの改造歴があったり?

高松に直接戻らず、私と同じように四国へやってきた豪華列車に会いにいきます。

ロイヤルエクスプレス 四国・瀬戸内クルーズトレイン 4日目行程

大雨の中を機関車に牽かれやってきたのは紺碧の車両はザ・ロイヤルエクスプレス(以下ロイヤルエクスプレス)

伊豆急行所属の豪華列車です。

普段は伊豆半島をホームとする豪華列車ですが、期間限定で親会社の東急主催で出張運転をします。
これまで北海道での運転実績はありましたが、今年(2024年)から四国にもやってくることとなりました。

3泊4日の行程で、岡山~松山~今治~高松を巡ります*3。最低価格は2人で96万円というぶっ飛び♨お値段。我々庶民も臓器を売るか消費者金融に駆け込めば可能性がありますね!

車内を覗いてみるとこんな感じ。木材をふんだんに使用し、電車とは思えない内装は賛否両論の評価が飛び交う水戸岡鋭治氏のもの。個人的には今すぐに乗せてもらいたいですが。

電車ということで機関車に頼らず走れるはずが電気を取り込むパンタグラフを外して、機関車に引っ張ってもらっています。

電車で架線電圧も合っているので自走はできますが、運転できる運転手もいなければ保安装置も適合しないので機関車に引っ張ってもらうのが最適解でしょう。

そもそも、予讃線の規模(トンネル等の車両限界)ではパンタグラフをつけたまま走れないのですがね。ということで電化路線完結にも関わらず取り外されています。ということで電車にも関わらず電源車(発電機と積んで電気を発生させる車両)が連結されています。

ここから追いかけて列車の終着点、高松に戻ってきたので野次馬。

ここまで担当していたEF210は切り離され待機中。列車はこの先の高松運転所に入り、次の週の運転に備えます。回送にも関わらず電光掲示板のアニメーションが用意されていました。

先頭部には今回の出張運転のためにわざわざ「SHIKOKU・SETOUCH CRUISE TRAIN」と書き足されています。プレデターってこんな顔だったよな?

回送を充当する先頭の機関車(EF65)がJR西日本、電源車(マニ50)が東急*4、ロイヤルエクスプレスが伊豆急行、ここまで先導してきた機関車(EF210)はJR四国に所属しています。そして、走行するのはJR四国の線路。

つまり、ひとつのクルージングトレインに5つの鉄道会社が関わっています。正直、運行の調整や訓練が大変だったと思います。

15時過ぎに回送列車は高松運転所に向かって発車。高松駅を去っていきました。

私もこれから高松を出ようと思います。

高松空港から日常へ

話が前後しますが、互い違いのホームが特徴的な端岡から再び予讃線に乗り、高松空港へのリムジンバスに乗るために高松へ戻ります。

そして高松駅ターミナルから出ることでんのリムジンバスに飛び乗り。平日なのにかなり混んでる...

栗林公園や県庁前を経由し駅から空港まで45分程度。お値段は高松駅からきっかり1000円。これを早いか遅いか捉えるのは人それぞれだと思うのですが、個人的には遅めかと。一応、高松空港は四国でも上位の空港であるはずですからこのアクセスに貧弱さには少々不満があります。

高松空港にはこれから飛行機に乗る乗客のために血圧を上げるドリンクバーがあります。うどんの国らしいといえばらしいですが、それはやっていたらばの話っすケドね。

行きはANAのスマートU25で鳥取へ降り立ちました。が、帰りは高松からJALスカイメイトを利用して帰ろうと思います。

リムジンバスの混み具合から少々不安でしたが、なんとか席を確保。価格は6300円程(6310円)で、下手な高速バスより安いです。どうもスカイメイト設定に加えて、補助金がかかっているためにこのような価格設定がなされています。鳥取に行く際はANAのスマートU25でしたが、それすらも上回る割引価格でした。

それでいてしっかりと一般のサービスを受けられるのでホント素晴らしい。

どちらも会員になる必要がありますが、いつでも取れるスマートU25、期間限定で強烈な価格設定のスカイメイト、国内二大航空会社は高嶺の花だから乗れないと思っている25歳以下におすすめしたいです。どちらも当日でないと取れないのでギャンブルみたいに脳汁出ますよ。

今回搭乗するのはJAL484便。なーんか遅れいるし。スカイメイトの分際で大口たたきながら乗り込みます。機材はANAと同じB737-800でした。地方はほぼこれみたいです。

結局20分近く遅れて離陸。天候と時間が時間だったので外は見えずそのまま羽田へ。

JALビーフコンソメが飲めるのがうれしいですね。サービスはJALの方が好みかも。

離陸が遅れた分着陸からゲート到着も遅れ、荷物も出てくのも遅かったんで川崎で飯が食えず、泣きながら品川に向かいましたとさ。

おわりに

前編の加減を見誤ったせいで後編がミチミチになってしまいごめんなさい。

出雲そば讃岐うどん出雲大社から金刀比羅宮をめぐる旅、いかがだったでしょうか。

いつも通り電車で多めですが...

山陰はほとんど観光できてませんし、四国も高松と琴平くらいですから、もっと巡ってみたいと思いました。それでも新型車両が投入される直前に381系・ことでんを味わうことができてなによりです。3日目の午後の天気はクソだったけどな!

今回の旅は比較としてANAのスマートU25とJALスカイメイトを飛び乗り体験しました。旅立つ方に中身のないカスみたいな感想が役に立てばと。個人的には安定して取れるANAのスマートU25、期間・路線限定だが激安設定のJALという感じでした。

思い立ったが吉日。おトクな方法で皆様も好きなもの目指して旅をしてみてください。

 

長々とここまで読んでくださりありがとうございました。

*1:実は櫃石島の地点で香川県に入っている

*2:本家富士山・伯耆富士・讃岐富士

*3:行程自体はバスも組み込まれている上に高松からは船で岡山に向かう

*4:実は大井町線所属