さんぞく放浪記

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旅行好きが好き勝手するブログです。

濃厚九州旅行記 9/8~9/12 前編

もう一か月ぐらい経って鮮度が落ちてますけど九州旅行について話していこうかなと。

 

なんで九州?と言いますと九州には関東で絶滅した415系が数多く残存(2022年9月初旬でのお話)しており、子供のころ415系を見てきた自分にとってパラダイスなわけです。しかし、2022年9月23日に開業する西九州新幹線関連のダイヤ改正でかなり先行きが不透明だったので思い切っていくことを決意。仲間内でそんな話をしていた折、面白そうな「とあるツアー」が発表、予約が取れたので、人生初の九州上陸になりました。

 

九州に行ったことがない人間が九州に行くとどうなるのか

そんな拙いグダグダグダ旅行記にお付き合いください。

 

 

9/8前哨戦

九州にいく、といっても色々手段ありますよね。自分は茨城に住んでいるので早く行きたいのであれば、茨城空港からスカイマーク便を利用して福岡空港に飛ぶなんて方法があったり、時間があるなら横須賀までいって日本海の暴走族直営東京・九州フェリーに乗って優雅な移動を楽しむものアリですよね(初期案ではフェリーで門司港を目指す予定でした)。

そのなかで我々が選んだものとは...

はい。サンライズです。サンライズ瀬戸です。

 

もうお分かりだと思いますが鉄路で九州を目指します。ドMですね。

 

これから長い旅路になるので快適な個室...

なわけありません。

 

サンライズ渾身のノビノビ座席です。

サンライズで寝ることで意味があるのです。ええ。強がっていません。

同行者は自分含めて3人で、3人用の個室なんてないのでみんな仲良く雑魚寝です。

ベットではなくカーペット、枕はなく掛け布団だけ。ホントに最低限。でも、仕切りが設けてあるからか秘密基地の雰囲気があって悪くはないのかな、、、

ちなみに、寝れたのかというと寝れませんでした。東京~豊橋・大阪~姫路まで記憶があります。睡眠時間に関しては察してください...

 

そんな、睡眠不足を引き起こしたノビノビ座席の料金的ポイントは、横になれるのに寝台料金不要、これに尽きます。

終点まで乗るわけでもないし、ムーンライトながらを履修した人間からしてみれば、めちゃくちゃ快適です。寝れなかったけどあの限界奴隷船よりはマシよ。

さらに、このあと紹介する「サンライズマジック」によって驚愕の安さで乗ることができます。

そんなこんなで岡山到着。駅併設のマックで優雅に朝ごはんを補給した後、ここで先ほど言及した「サンライズマジック」を発動します。

 

ここでいう「サンライズマジック」とは新幹線への乗継割引です。通常サンライズノビノビ座席を岡山まで乗ると特急・指定料金3830円ですが、岡山から新幹線に乗ると半額以下の1810円になるのです。ぶっちゃけ乗らなくてもいいから岡山~新倉敷の新幹線を適当に取っておけば正規料金よりも安く済みます。ぜひお試しあれ。
ただし、これが適用されるのは来年の4月で廃止されるので注意が必要ですね。

 

憧れの新幹線

 

んで、九州方面に向かうために乗った新幹線はというと

外観これしかねぇ 行先切れてるし

子供の図鑑でみた憧れの新幹線500系です。わざわざこれを狙ってマックで暇つぶししてました。

しかも

さっきからわかりにくい写真でごめんなさい

グリーン車を取ってもらいました。
グリーン車の座席は健在、快適なのであっという間に眠くなります。マジで。

 

大和ミュージアムとコンパートメント

 

とはいえ時刻はまだ朝の9時。そこでちょっと寄り道。

広島の呉に着弾。

ずっと行きたかった大和ミュージアムに突撃。
チケットを買って入ると1/10モデルの大和がお出迎え。1/10にしても縦が26m、横が約4mくらいあるのでなんとデカいことか。9人ほどで動かす25mm三連装機銃がただの飾りのように見えるほどに。1/700とは迫力が違いますよこれ。

 

居ようと思えば半日入れるほどの膨大な資料と模型がありましたが、目的はあくまで九州、さっさと見学して呉を後に。学芸員さんに捕まったけど。

 

戻った広島駅で適当に買ったお好み焼きを手に新幹線に乗り込みます。

みんな大好きRail Starです。しかもコンパートメント。
感想としては、良かったです。でもこれ見上げると天井まで壁はなく区画外の荷物棚と一続きなんですよね。コンパートメントをバラしたときに支障ないように設計的問題ですかね。知らんけど。
あと、乗るときは予約が必要で指定券は120mmのデカいやつなので有人改札のみ対応。

新下関トラップ

レールスターのコンパートメントを楽しみ、約一時間半ほどで新下関に到着。山陽本線乗り換え時間は6分。そそくさと改札を出ると...

は?

は?

は?

この地点で残り時間2分です。ご丁寧に動く歩道が完備されています。あらやだ、なんて気が利くのでしょう。でも乗り換え口が見えません。ここで普通列車を逃せば30分以上のロスタイム。我々は約200mを全力疾走しましたよ。
新下関乗り換えにはこんなトラップがあるので皆さんお気を付けて...

 

そんな新下関トラップお前らが勝手に引っかかっただけだろを突破し下関行に飛び乗ります。関東ではあまり見られない転換クロスシートを備えた115-3000に乗車。写真ないけどさすが元広島のエース、乗り心地は申し分なし。

 

10分ほど転クロに揺られて

本州の端、下関に到着。乗り換え時間が1分なので急いで向かいのホームの小倉行に乗り込みますが...

はい、国宝です。

崇め奉りましょう。

 

ここで、旅の目的である白電こと415系の鋼製車を引き当てることに成功。この車両で九州上陸は贅沢ですね。関門トンネルと交直切り替えを楽しみ

初九州上陸!

いやぁ...長かった...
東京を出て約20時間(寄り道したけど)、やっとの到着。ここで終わりではないんですけどネ。

 

このあとはダイヤ改正でなくなることが確定していた147M門司港鳥栖行の415系8連を狙いに枝光へ

これですよ、これ。これが見たかったんですよ。
白+銀こそ415系併結の真骨頂です。
しかも、先頭に立つのは元勝田組のFo520もとい元K620。引きが良すぎない?
ヌル晴れだけど大当たりを引いたのでヨシ!!

 

このあとは小倉に戻って夜ご飯。今回の旅行のメインディッシュを体験するために門司港に向かいます。ですがキリがいいので今回はここまで。

 

次回

深夜の爆走セミクロスvs寝不足の腰痛マン

 

ここまでありがとうございました。